新しい病院を作ろう。

明石で新しい病院を作ります!

新しい病院を作ろう 14

カイギの時間を始めなくっちゃ。

三人集まれば文殊の知恵とは言うものの、設計事務所、コミュニティデザイナー、建設会社、施主(ワガママな)の四者が好きなこと言うと、そう。
船頭が多い。
船が山に上がっちまう。
そのためにはアイディア出しと出たアイディアを整理するためのカイギが必要。
どんな病院にしたいか、まずはワガママな施主から意見を言うことにする。
少し、普通でないところはワガママな施主が理事長とか院長とかなんだけど、スタッフ全員を巻き込んだこと。

(新しいふくやま病院オープンまであと23日)


新しい病院を作ろう 13

建設会社と始めなくっちゃ


コンペティションの結果、藤木工務店さんと新しい病院を作ることになった。

病院の代表作は倉敷中央病院。倉敷のまちは藤木工務店さんが作ったのではないか?と思うほど、作品が多い。

藤本所長が担当していただくことになった。

「うち、ほんまに貧乏なんで」

苦しい懐具合を正直に話し『梅の下』病院建築が始まった。

(新しい病院スタートまで、あと26日)

新しい病院を作ろう 12



建設会社を探さなくっちゃ。続きの続き。

コンペティションというのを行なった。
基本設計図をもとに、仕様を決め、この金額だったら新しいふくやま病院を建築できますよ、という数字を出していただく。
今回、ローコスト建築になる覚悟は、設計に入る前からしていた。
ふくやま病院の立ち位置の地域かかりつけ中小病院は儲かるはずはない。無理な設備投資は自分たち医療機関にしわ寄せが来る。
だから適正価格で建て、運営する。ゆとり過ぎる空間や過剰な装飾は要らない。
「松竹梅で言ったら『梅の下』を選んでください」
そんなことを設計会議で真顔でお願いしてたのもこのころ。
そしてコンペティションが始まった。

(新しいふくやま病院オープンまであと36日)


新しい病院を作ろう 11

建設会社を探さなくっちゃ。続き。

坪単価70万円代の挑戦は建設会社の微苦笑とか哄笑とか憫笑とかいろんな笑いを引き出せたけど、工事を受けていただく会社を探しているんであって、笑いを取りに行ってるわけではない。
いやはや。

「さすがに80万円代ですかね」
前職がゼネコンの本下事務部長が方針変更を示唆する。
仕方ない。

がんばって、より働こう。
スタッフのみなさん、助けてね。

(新しいふくやま病院オープンまであと39日)

新しい病院を作ろう🔟

建設会社を探さなくっちゃ。

土地は山陽電車さんに借りることに決まった。設計事務所も伊藤喜三郎建築研究所に決まった。コミュニティデザインを studio-Lさんと一緒に行なうことも決まった。
あとは僕たちの意図する建物を作っていただける会社を探さなくっちゃ。

「坪単価 70万円代⁈」

え?
驚愕すべきですか?

「東京だと坪単価 100万円代超えですよ。
ご冗談ですよね?」

これが冗談言ってる眼に見えますか?
本気ですよ。大本気。
だってお金、無いんだもの。

建設会社の折衝はこんな会話から始まった。

(新しいふくやま病院オープンまであと40日)

新しい病院を作ろう 9️⃣

スタッフ会議をしなくっちゃ。

キックオフしなくっちゃ。
「新しい病院会議」という、まんまやん!な名前の会議を開催する。
オープニングの講演が山崎亮さんという、とっても贅沢な会議だ。弱小病院なのに。
そのあと、業務とかぶらないスタッフ(2015.11.16 は土曜日だった)がスモールグループで病院の現状を見直すグループワークを行う。
ふむふむ。スタッフはこう考えていたのか⁉︎
これだけ譜久山病院に期待されているのか⁉︎
という良くも悪くも新鮮な驚きが待ってました。

活かせる!

そう思いました。

(新しい病院オープンまであと41日)

新しい病院を作ろう 8️⃣

ソフトの設計をしなくっちゃ。

山崎亮さんからstudio-Lのスタッフの西上ありささん、丸山傑さん、藤原麻未さんのチームを紹介される。
特に丸山さんにはいろんなことでお世話になるし、この時から仕事の境界域でいろんな話をすることとなる。
studio-L にお願いしたのは、新しい病院のグランドデザインと地域へのヒアリングのお手伝い。ソフト面のデザインというのだろうか。
病院そのものの設計(ハード面)を担当していただく伊藤喜三郎建築研究所と役割分担をする。
まずは院内のスタッフにどんな病院を作りたいか、訊かなくっちゃ。

(新しい病院オープンまであと42日)